厚生労働省の「平成 28 年 国民生活基礎調査」のもっとも多く訴える自覚症状において、「肩こり」は女性で1位、男性で2位。今や、肩こりに悩む人は2400万人にも上るとされ、もはや「国民病」とも呼ばれています。

どうせ付き合っていくしかない症状だと諦めている方も多いですが、研究も進み、正しい対処をすれば、毎日のように悩まされ続けてきたしつこい痛みやこりから開放される時代です。こりや痛みに悩まされない世界で、大いに羽を伸ばしましょう。

肩こりとは一体何?

「こり」というのは、簡単にいえば、体を動かさずにいることによって起こる筋肉疲労。筋肉疲労というのは、運動をすることで起こるものと思われがちですが、動かない姿勢をずっと続けていることによっても、かえって特定の筋肉を疲労させてしまうものなのです。

中でも、肩こりを招くのは、長時間座りっぱなしの姿勢を続けているとき。何時間もパソコンに向き合っていたり、休まずに車の運転をし続けるとき、肩や首の筋肉はずっと収縮したまま緊張し続けています。その緊張状態の持続が筋肉疲労を招き、「こり」を起こす原因になるのです。

自分の「頭」がどれくらいの重さなのか、ご存知ですか?

正解は約6kgで、2Lのペットボトルなら約3本分に相当します。このズシッとくる重いかたまりを、首はいつも支えているわけです。しかも、いつも直立姿勢で首の上にのってくれていればいいのですが、そうとは限りません。前かがみやうつむきの姿勢をとったとき、首の後ろの側の筋肉にかかる負担は、約3倍になると言われています。日々の生活において、前かがみやうつむきの姿勢をとっている時間が長くなったことで、首や肩の筋肉がコチコチに固まってしまう人がとても増えてきているのです。